母は『審議官』を読んだ
今年の1月に刊行された隠蔽捜査シリーズの最新刊『審議官』を図書館で予約していたが、ようやく順番が回ってきた。
この記事のタイトルには「読んだ」と書いてしまったが、正確には今まさに読んでいる最中だ。
『審議官』はシリーズ9.5にあたる短編集。一つ前のシリーズ9にあたる『探花』も数ヶ月待ったんだよね。
『探花』という単語は、読んだ母の説明によれば、昔の中国の官僚登用試験『科挙』に由来するのだという。ただ母は『科挙』を知らなかったので、その一文をノートにメモしてぼくに訪ねてきた。
「昔の中国で行われていた、官僚になるための試験だよ」
「だからか! 主人公の竜崎も警察官僚だもの」
『探花』は竜崎が警察官僚になるときにライバルだった人物がでてくる話だとか。
大好きな隠蔽捜査シリーズの最新刊を読んで母はにこにこしている。
ぼくは未だに今野敏さんの作品は未読なので母の言わんとする事がはっきりと分からなかったけれど、なんとなくスターシステムのことを言っているのかな?と思ったんだけど、どうでしょうか。