母(80)と僕の読書の記録とその周辺

母は小説が好き、僕はノンフィクションが好き

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『「国境なき医師団」を見に行く』

国境なき医師団の活動内容を広く外部に知ってもらうため、著者が直接海外に足を運び、派遣地の問題とそこで活動する団員の横顔を記した内容。 「国境なき医師団」を見に行く 作者:いとう せいこう 講談社 Amazon 僕は高校生の頃、いとうせいこうの小説が好き…

『MINAMATAーミナマター』

『魂を撮ろう ユージン・スミスとアイリーンの水俣』を読んだ勢いに乗って、映画『MINAMATAーミナマター』も鑑賞。 映画のことは、『魂を撮ろう』のなかでも少し触れられていた。ユージンが撮影した水俣病患者の有名な写真が、ご遺族の希望で90年代後半から…

『トリカゴ』

辻堂ゆめ『トリカゴ』読み終えた。 ミステリー小説の中盤、話が転がっていくところで、深夜にあくびを連発しながらもページを繰る手が止まらなかった。 読んでいてなんだかドラマのノベル化みたいだなーと思ってしまったのは、たぶん会話文が多かったせいも…

夕焼け、シャツ一枚

「お風呂に入ってくるよー」と言った母が戻ってきて窓を開けた。「きれいな夕焼け!」母、下着シャツ一枚です。 道歩く人から丸見えです。思い立ったら我慢しないところ、とても母らしいと思います。その血はたぶん僕にも色濃く受け継がれている。

『魂を撮ろう』

先週、僕が読んだのは『魂を撮ろう ユージン・スミスとアイリーンの水俣』。 著者の石井妙子さんのお名前は著書の『原節子の真実』『女帝 小池百合子』で聞き及んでいたものの、読んだのは初めて。 写真家ユージン・スミス、その妻で彼とともに水俣病患者や…

母は『海嶺』を借りた

母が『続・氷点』を読み終え、同じく三浦綾子の『海嶺』を読みたいというので図書館で借りてきた。 『続・氷点』は僕が大学生の頃に読んでそのまま段ボール箱にしまいっぱなしにしていた。それを母が片付けの最中に取り出して読んだ。 僕は『氷点』も読んだ…