『お前の罪を自白しろ』
いつか読むリストに入れておいたが、映画化すると知ったのでこれを機会に読みました。
著者の真保裕一には一時期ハマり、初期の『ホワイトアウト』は読んでいて泣けてしまったし、『奪取』は土地勘のある地名が登場したので興奮しながら読み、『栄光なき凱旋』はひたすら続く移民差別描写に打ちひしがれた。
というわけで割りと好きな作家さんだったので、面白さに期待していたんだけど、悪い方に期待を裏切られてしまったね……。
政治家同士の駆け引き描写こそ非常に丁寧で、実際の政界もこんな感じだろうかとややうんざりしてしまうし、敵か味方か分かりにくいので読んでいてストレスがかかった(まさにそれこそが著者の意図なのでしょうけれど)。
それに、肝心要のミステリーの犯人やエピローグも、、、詳しくは書かないけれど、残念の一言に尽きる。
映画は、内容の改変するのかなぁ?
せめて結末は変わってほしいんだけど。。。
宇田清治郎の配役が、堤真一なのはぴったりだと思う!
読みながら、脳内で堤さんの怒鳴り声が聞こえてきたもん笑